羅臼昆布

知床半島の南側にある羅臼町沿岸のみに生息している昆布。
とても栄養が豊富な海域ですので「昆布の王様」とも呼ばれており、とても希少な昆布です。


《代表的な昆布》
●羅臼昆布

知床半島の南側、羅臼浜を中心として収穫される。
肉薄で繊維質は柔らかい。やや濁りやすいが、コクのある濃いだしが引ける。
家庭での味噌汁、炊き合わせなどに適している。
幅広の形態から、昆布巻や昆布〆用にも利用される。

●利尻昆布

北海道の最北端、利尻・礼文島が代表浜。
透きとおった、クセの無い上品なだしが引ける。
懐石料理に欠かせない吸い物に用いる一番だしに最適とされることから、京都の料亭などで好んで使用される。

●日高昆布

代表浜は襟裳近くの井寒台浜、冬島浜、浦河浜など。
繊維質が柔らかいため、昆布巻や佃煮、おでん用などの煮昆布としてよく利用される。関東以北で使われることが多い。

●山出し昆布

真昆布とも呼ばれる。函館を中心とした道南地方で収穫。
代表浜は南芽部、尾札部。
だしは、ごく淡い色で上品な味わい。煮上がりも早く、高級佃煮昆布としても利用される。
大阪を中心とした関西地方でよく使用される。