蔵囲利尻昆布 150g
1枚の昆布をカットせずに袋詰めしております。 北海道の利尻島、礼文島にて収穫。 にごりの出ない透明で琥珀色の上品なだし汁が楽しめます。
収穫後は専用蔵で寝かせ、熟成した蔵囲昆布(くらがこいこんぶ)となります。
出汁の目安は水1リットル当たり、昆布30グラムです。
《蔵囲昆布》
奥井海生堂で扱う昆布は、4ヶ所(地元敦賀に3ヶ所・北海道に1ヶ所)の昆布倉庫で、厳重に管理、保管され出荷されています。
特に利尻島、礼文島で収穫される天然利尻昆布は、昔から『蔵囲昆布』と呼ばれ、専用の昆布蔵で1年から2年、3年と寝かされ、昆布臭や磯臭さを取り除き、うま味を増す『蔵囲昆布』に仕立て出荷されます。
ほとんどが京都をはじめとする全国の高級料亭のだし昆布として、又、大本山永平寺をはじめ全国の僧堂の精進料理のだし昆布として御用をいただいております。
贅沢に時間をかけて作られる「蔵囲昆布」。
カーヴで悠久の時を過ごすワインと似ています。
昔ながらの土蔵では、梅雨時の管理が困難なため、弊社では温度・湿度等の庫内環境を自動調整できる近代庫、囲昆布専用蔵を備えました。
産地から届く高級昆布はすべて、少なくとも1年以上の期間、蔵で寝かされます。昆布によってはさらに2年、3年、10年…とうま味を熟成させることもあります。
ちなみに昆布の産地の最高峰、礼文島香深浜産利尻昆布は平成元年から毎年の昆布を囲い続けております。
日光を遮断した昼なお暗い昆布蔵。空調設備が完備された、近代的な建築ということを忘れさせるのは、「わらで編んだむしろ」に覆われ、うずたかく積まれた昆布の姿です。
ゆったりとした贅沢な時間の流れ、ひんやりとした空気、蔵内を包む昆布の香気の中に立つと、時を超えたような感覚すらおぼえます。ヴィンテージ昆布に囲まれた贅沢な時間と空間です。
《だしの取り方》
材料
・利尻昆布 30g
・水 1リットル
作り方
①昆布表面の汚れを乾いたふきんなどで、さっと拭き取る。
②鍋に昆布と水を入れ、水温が60度になるまで加熱する。
③水温を保ったまま、弱火で一時間煮出す。
④昆布を取り出す。
《一番だしの取り方》
材料
・利尻昆布 20g
・鰹節 20g
・水 1リットル
作り方
①昆布表面の汚れを乾いたふきんなどで、さっと拭き取る。
②鍋に昆布と水を入れ、水温が60度になるまで加熱する。
③水温を保ったまま、弱火で一時間煮出す。
④昆布を取り出し、再び火にかけ、沸騰直前に鰹節を入れる。
⑤ひと煮立ちしたら火を止め、布ごしする。このとき鰹節は絞らず、だしが自然に落ちるのを待つ。